Five Keysは、やがて大きな波紋を
日本全国に及ぼすものと信じております。
町田 宗鳳
- 広島大学 名誉教授
- 都留文科大学 特任教授
- ハーバード大学神学部で神学修士号を取得
- ペンシルバニア大学東洋学部で博士号を取得
- プリンストン大学東洋学部助教授(90-98)
- 国立シンガポール大学日本研究学科准教授(98-00)
- 東京外国語大学教授(01-06)
- 著書『「ありがとうを言う」と超健康になる』
- 著書『文明の衝突を生きる―グローバリズムへの警鐘』
- 著書『法然を語る 上・下(NHKシリーズ NHKこころの時代)』
プロフィール
14歳から京都の臨済宗大徳寺で20年間修行。34歳のとき寺を離れ、渡米。のちハーバード大学神学部で神学修士号およびペンシルバニア大学東洋学部で博士号を得る。プリンストン大学東洋学部助教授(90-98)、国立シンガポール大学日本研究学科准教授(98-00)、東京外国語大学教授(01-06)。現在に至る。
私は以前から、井上顕滋氏のことを個人的によく存じ上げ、若い経営者として優秀な人物であるだけでなく、高潔な人格の持ち主であると尊敬しておりました。その井上氏が、子供のための成功塾というものを開かれると聞いて驚くとともに、とても嬉しく思いました。
なぜかと言えば長年、海外で暮らしていた私は、日本の学校教育の貧困さに、大いに危惧の念を抱いていたのです。現状のままでは偏差値至上主義の受験教育が横行し、日本古来の精神文化が、未来の担い手である子供たちに継承されなくなってしまいます。人類文明が大きな転機に差しかかろうとしている時に、日本が果たすべき役割は小さくありません。だからこそ、日本の歴史や文化を正しく理解し、それを国際社会においても、逞しく語り得る若者を育てていかなくてはならないのです。
そういう危機感の中で、私自身は中学校や高校にも講演に行ったり、教育雑誌に投稿したりして来ましたが、具体的には何もできずに今日まで過ごして来ました。しかし今、類稀なる強い意志の持ち主である井上氏が蛮勇をふるって、教育界に踏み込んで行かれると聞いて、大いに励まされています。
Five Keysは大海に投ぜられた一石にしか過ぎませんが、やがて大きな波紋を日本全国に及ぼすものと信じております。ぜひ、有志の人間が集まって、井上顕滋氏とその仲間たちを応援していこうではありませんか。